ジュエリー歴史探偵【ちょっとより道】浮世絵の中の装身具「簪に注目」(3)

2020.05.03

流行が分かる!浮世絵の中の装身具

浮世絵を装身具目線でチェケラウ!の3回目です。
バックナンバーはこちらをどうぞ👇
【ちょっとより道】浮世絵の中の装身具「櫛に注目」(1)
【ちょっとより道】浮世絵の中の装身具「櫛に注目」(2)

美人画につきものの「簪」。
右からグサッ、左からグサグサッと大きな髷に何本も簪を挿した芸妓の姿は浮世絵でお馴染ですね。

丸い玉だけじゃない!紋入り簪、サンゴ瓢箪簪

その簪の飾りにご注目。
「丸い玉以外にあったっけ?」
と印象が薄いかもしれませんが、
あります、あります。
よく描かれているところでいうと
18世紀半ばから流行したという「紋入り」の簪が見つかるはず。
たとえばコチラ。(画像:「当世美人揃之内」梅蝶楼国貞 安政3 国立国会図書館所蔵)

右側の簪の紋は「丸に片喰(かたばみ)」、左側の簪の紋は「五七鬼桐(ごしちおにぎり)」でしょうか。
贔屓の旦那か推しの役者の家紋と思われます。

珊瑚玉2つでヒョウタン型簪

ではこちらもどうぞ。(画像:「意勢固世身見立十二直. 6」 香蝶楼豊国 弘化-嘉永頃 国立国会図書館所蔵)
襟足を掻いている簪、ヒョウタンの飾りがついています。
これは珊瑚の玉を2つ並べてヒョウタンを模した「サンゴ瓢箪簪」。
幕末に流行したそうです。

装身具ネット図鑑では、浮世絵で描かれている髪飾りの「ホンモノ(現物)」が見られます。
(紋入り簪・サンゴ瓢箪簪も)
浮世絵を見た後はこちらもチェケラウ。2Dが3Dになる感激をぜひ。
http://www.soushingu.com/collection/japan_top.html

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