ジュエリー歴史探偵【ちょっとより道】浮世絵の中の装身具「櫛に注目」(2)

2020.05.02

流行が分かる!浮世絵の中の装身具

浮世絵を装身具目線でチェケラウ!の2回目です。
バックナンバーはこちらをどうぞ👇
【ちょっとより道】浮世絵の中の装身具「櫛に注目」(1)

江戸時代の後期になると、江戸ピープルたちのオシャレ感覚に変化が起きます。
フレンチファッションがフレンチシックに
カジュアルがきれい目カジュアルになったというと分かりやすいでしょうかね。
より洗練した上品スタイルにセンスアップしていくのです。

フレンチシック的、べっ甲の「白甲(しろこう)」人気

そのウェーブに合わせて、装身具の人気にも変化が起きます。
この変化のあらわれ方がシブイんですね。べっ甲のまだら模様(斑)が「アリ」から「ナシ」に人気が移ります。
まだら模様がないべっ甲は「白甲(しろこう)」といいます。白甲の人気がグーンとアップしました。
こちらは写楽の1795~96年(寛政7~8)に掛かれた浮世絵です。
向こう側が抜けるほど透明な白甲の櫛を惚れ惚れと見ている美人が印象的。
白甲人気がたしかに分かる一枚です。

 


(「Woman Holding a Tortoise-shell Hair-comb 」北川歌麿 1795~96年 シカゴ美術館所蔵)

 

次回に続きます。

#Enjoy Japanese Jewelry
#STAY HOME

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