IJT2020 エミール・ベッカー

2020.01.22

国際宝飾展(IJT)2020で素晴らしい宝飾芸術に遭遇しました。
ドイツのエミール・ベッカーの作品です。
卵が開く!中の花束が揺れる!バロックパールの魚が鳥が(外して着けられる)!
時計の上部の女性像は天然シトリンの彫刻で、時計の前後部は
スライスしたルチルクォーツです。
透明な香水瓶、透明部分はクォーツ、
黒色の香水瓶、黒色部分はブラックカルセドニー。
ガラスは一切使っていない、宝石のみでつくった香水瓶です。



エミールの作品は「普通じゃオモシロくない」セレブリティがオーダー待ち。
70代のエミールが一人でインスピレーションのままにつくってるので
「つくりたいものは200年分あるのに
僕は一人しかいない〜」と呻いているそう。
お茶目ですね。

弟子はとらず「未来に僕の作品を見て一生懸命研究して、同じものがつくれたら、その人が弟子」
とおっしゃってるそう。
本当のマエストロですね。

展示場所は甲府の株式会社古屋さんのブース。
古屋さんはドイツのストーンカメオの輸入販売会社さんで、
ジュエリー研究会ムスブの甲府研磨産地ツアーでもお世話になっています。
ストーン・カメオを名品を展示したミュージアムを甲府につくられていて
ツアーで訪問させていただいた回もありました。
このミュージアムを訪れたエミールは「このコレクションは世界一だよ!」と興奮されたそうです。

関連する投稿

ジュエリー

【Main Activities in 2022】

【Miyanse Main Activities in 2022】 2 Read more...

ジュエリー

足を延ばして―故宮博物院3

とてもお洒落な本屋さんもありました。その名も「誠品書店」。本屋に惹かれ Read more...

ジュエリー

ジュエリー歴史探偵5 1887年仏開催・ジュエリーオークション

index 王冠が放出されたオークション 「海外事情」というコーナーで Read more...