『靴が出来るまで』バスツアーin浅草 

2019.04.05

JLIA/革靴PRイベント企画2019 『靴が出来るまで』バスツアー in 浅草
参加させていただきました。
取材で革屋さん、革メーカーさんなどにお訪ねさせていただくことはありますが、
「靴ができるまで」を見たことはなかったので、これは勉強させていただきたい!と
3月29日にいざ浅草へ。
大充実のツアーで、大感動の一日となりました。

朝9:30に浅草、駒形橋交差点角の皮革健保ビル前に集合。20人の定員のところ、申し込み多数でお断りもしたとか。
革へ、靴への関心がいま、高まっていると肌カンで感じます。

日本の靴産業は今年の3月15日で149年。
何をもってスタートするかは、1870年の3月15日に東京・築地入舟町に
日本初の靴工場が出来たことを嚆矢とするそうです。

浅草に屋敷を持ち、靴づくりの土台を築いた弾直樹の一族を祀る本龍寺をバスの中から見ながら
最初の訪問地、ヒロカワ製靴(せいか)へ向かいます。
http://www.scotchgrain.co.jp/top.php

ここは「スコッチグレイン」というブランドで知られる靴メーカーです。
その靴づくりの魅力的なことといったら!
廣川社長の朗らかで明快な靴解説、工場、修理場もくまなく見せてくださって
1足が人の手で丁寧にたくさんの工程をかけてつくられていることがよくわかります。

「こだわりはたくさんありますが、秘密はありません!」
「見学ツアーは断りません!見ていただいて、それを2人3人と伝えていただければ!」
紳士靴しかないのが残念なかぎりです。

次の訪問地は「浅草ものづくり工房」。ランチ&皮革産業資料館を見学します。
お弁当は鮒忠製。ここは昭和21年、浅草創業で焼き鳥チェーン店のはしりだっとか。
こんなところにも浅草尽くしの心づくしに嬉しくなります。

 

午後1番の訪問は、皮革問屋の富田興業。
http://www.tomita.co.jp/

富田社長の革のご知識はもう、革博士といった感があります。
革の歴史から大判革、小判革まであらゆる種類の革のご質問にもまったくよどみなくアンサー。
ショールームの革はカラフルな加工革からオーソドックスな革まで色とりどり。
(4月4,5,6日開催の春の感謝祭のためにそろえたそう)
これをクリエイターさんが見たらきっと創作インスピレーション湧きまくりでしょう。

次は靴パーツ問屋の丸上(まるじょう)へ。
https://marujo-net.com/

ズラリと並ぶヒールや靴を飾るアクセサリー類(ローファーの金具とか)、ラインストーン、スタッズなどなど。
桃源郷ですね。引き出しを全部開けたいと思いました。
靴のデザイナーさんがこうしたヒールやパーツを見て、デザインのヒントにするのだそうです。
こちらでは革を使ってカップホルダーをつくるワークショップを体験。
数目縫うだけ、スタッズをパンチで留めるだけといったカンタンな作業ですが、
心が沸き立ちます。出来た時の感激は十分です。

大手靴メーカーのマドラスでは、最近リニューアルしたというショールーム&新設の工房を見学。
創業はなんと大正5年! 館内には創業初期の職人さんたちの写真も飾ってあって
靴づくりの歴史と発展を感じました。
https://www.madras.co.jp/

最後の訪問地はi/288工房へ。
http://www.pumps288.jp/

こちらは足をきちんと計測して、288パターンの中からぴたりと合う1足のパンプスを見つけるところ。
計測をチャレンジさせていただいたところ、
今まで思っていたサイズより小さいものが合うということが分かりました。
これは面白い発見です。

ツアーを一日巡り、浅草が日本の靴づくりの地としてたいへん色濃く、懐の深いところだと知りました。
こうしたモノづくりの地が息づきているとは嬉しい限りです。
訪問先のみなさんがたいへん快くツアーを歓迎してくださって
しおりや資料も想いに満ちていて、本当に楽しいツアーでした。

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