メスはボーダー、オスはシックスパック「上海蟹」

2017.11.27

手のひら大のコンパクトサイズながら、お値段はビッグサイズで知られる上海蟹。タイミングを逸したまま、相まみえることなく時を過ごしてきましたが、ついにこのたび、お目にかかる日がやってきました。場所は中華街の名店「桂宮」。この街の美味をこよなく愛するNさんが、季節限定の「上海蟹コース」をセッティングしてくださいました。円卓を囲むわれらが6名、カニを切るハサミにすら感動です。料理が運ばれるたび、「おおおー」とどよめき、「きゃー」と叫び、無言でカニを切断し、飲み、笑い、めくるめく時間を過ごしました。やっぱり大人数での中華は最高ですね。この日のメニューです。
・前菜四種盛り合わせ(自家製の焼き豚、生姜ダレのかかった蒸し鶏など。付け合わせのクラゲですら美味)
・豆苗の上海蟹の卵入りあんかけ(トロットロのあんかけに上海蟹の濃厚風味がプラス)
・上海蟹肉入り小籠包(中のお肉もスープも上海蟹感)
・上海蟹姿蒸し(メス-卵と味噌部分がウニのような卵黄の味噌漬けのような代替品が見つからない味。甲羅に紹興酒を注ぐとじんわりとお出汁が出て永遠に飲める)
・蟹肉入りフカヒレスープ(フカヒレがざくざくトロトロ)
・干し貝柱入りチャーシューチャーハン(米粒パラパラ。角切りのチャーシューも美味い!)
・黒酢豚(ツヤツヤ飴色、黒酢と肉がハーモニー)
・マンゴープリン(丁寧な自家製)
上海蟹のオス・メスの見分け方は、お腹側の筋が「メスはボーダー(横線)」「オスはシックスパック(編み目みたいな線)」
と学習しました。年に一度の季節の美味。ぜひ来年もお会いできますように。

 

 

 

カテゴリー: 日々のこと

関連する投稿

日々のこと

諏訪に帰るときは 大船軒「穴子押寿司」750円はコスパよし

我が実家、長野県の諏訪に帰るとき、あずさ車中のお供によく買うシリーズそ Read more...

ジュエリー

rooms39

9月12日、五反田TOCで開催のクリエイティブの祭典「rooms」 3 Read more...