ジュエリー歴史探偵10 貴石奇石奇跡続々、観石会(後編)

2020.04.14

元祖ミネラルフェア、大盛況

「観石會(かんせきかい)」さてさてどんな様子だったのでしょう?
前回はコチラ
現在も大盛況のミネラルフェア、まさにあの光景を思わせる〝石なら何でもござれ〟な品揃えです。

貴石、宝石、化石、鉱石、硯まで

観石會(かんせきかい)
目下谷中天王寺(もっかやなかてんおうじ)にて於て開會中(かいかいちゅう)なる観石會は(中略)各地方の有志者よりも
貴石、寶石(ほうせき)、化石、鉱石等続々出品あるに付き流石の広間も最早陳列する隙も無き程なり。
田中芳男氏出品の樹の根化石、伊太利亜製大理石アン入二個、夜雪庵出品の一休禅師自用の圭式硯(けいしきすずり)
(此硯は口中の息を掛ければ忽ち水を生じ一文章を認(したた)むるに差し支え無しと云う)~

【1890年(明治23)4月14日 読売新聞】

縄文の瓦、魚の骨、寺秘蔵の石も

記事はこの後も出品者名と出品物が長々と続きます。貴石の一例はコチラ。想像力をフル回転させてどうぞ。

~縄文古瓦、北海道幌内炭鉱より掘り出した層重石、蛤様の化石(←越前永平寺の現在より6,7代前の住職が秘蔵した因縁ある石)
日蓮上人星の石(←小石九星と記してある)、魚の化石、自然石の四阿(あづまや)
(東屋の形をした小石である人は100円で買いたいといったが断わった)~

などなど。シブイ出品物が並びます。楽しそうですねえ。
ちなみに、わたしが何年か前のミネラルフェアでゲットしたのはコチラです(自慢)
日本式双晶(長崎県五島列島産)

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#Enjoy Japanese Jewelry

 

(画像:「東京名所之内上野公園地桜花盛之景」広重 明治13年刊行 国立国家図書館所蔵)3枚つづりの2枚目

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