足を延ばして―故宮博物院へ4

2018.09.09

見上げると、威風堂々たる白い門とその先に博物院の建物が見えます。門に掛かるのは「天下為公(てんかいこう)」、孫文の揮ごうだそうです。
入口でチケット(350元)を購入します。

さて、館内はB1~3Fまで、4フロアに分かれています。今回のイチバンの目的である宮廷ジュエリーの所蔵室は1F-106号室。ここは宮廷コレクションの中でも傑出した手ワザの宝物が納められています。

照明が落とされた室内は厳かな雰囲気。暗闇の中から押さえた灯りでポッと照らし出される宝物に、心臓の血流が一気に加速。
「IMPERIAL GEMS OF ORNAMENTION」のコーナーには、真珠、珊瑚、翡翠、カラーストーンがふんだんに使われた装身具がありました。

耳飾り、首飾り、簪、髪飾り、腕輪、腰帯、爪の先に嵌めるサック状の爪飾り(「指甲套」と呼ぶそう)などなど。
使われている宝石の多彩なこと、大きいこと。色彩豊かで宝石や真珠を素材の1つとして使うことに迷いがない、こなれていると感じました。

祭祀や儀礼用の装身具も多いのでしょう、現代のジュエリーとは意味合いが違うものも多いと思いますが、美しいものを着けたい(作りたい)という美意識との高さを感じます。

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